竹の子 2009 5 10
竹の子は、今が旬でしょうか。
スーパーの店頭には、採れ立ての竹の子が並んでいます。
竹の子は、やがて大きくなれば、見事な竹林となり、
日本的な風情を引き立ててくれるでしょう。
障子の窓から竹林が見えれば、本当に優雅な趣となります。
しかし、竹は、日本的な風情を表現しながらも、
意外な強さを持っています。
夏になれば、度重なる台風で、暴風雨も珍しくありません。
それでも、竹は折れることなく、台風の通過を耐えるのです。
それは、竹に節があるからでしょう。
100年に一度の経済危機と言われますが、
日本企業にとっては、今、竹が節を作っている最中だと考えるべきでしょう。
一直線に経済成長しても折れるだけです。
時々、節を作りながら、成長する方が、より強力な企業になるでしょう。
もちろん、日々の運転資金は、
政府や銀行が、十分な手当てをする必要があります。
台風にも負けない竹でも、水(運転資金)がなければ枯れてしまうでしょう。